<円高>一時88円台...輸出企業に打撃も 想定レート大幅超(毎日新聞)
今、気になっていることは「乾太くん 東京ガス製 or リンナイ製?」ですがこんなニュースがあります。
28日の外国為替市場で一時、1ドル=88円台前半を付けるなど急激に進む円高・ドル安は、景気対策や新興国向け輸出回復で持ち直しつつある自動車や電機など輸出企業の業績に打撃となりかねない。
流通業界には「輸入食料品や衣料品の値下げ余地が広がる」(大手スーパー)との声もあるが、輸出企業の業績が再び悪化すれば雇用削減や賃金低下を通じて家計消費が冷え込むだけに、表情は複雑だ。
「1ドル=90円割れが続けば経営は非常に難しくなる」。
トヨタ自動車幹部は急激な円高進行に警戒感をあらわにする。
トヨタは10年3月期の想定為替レートを1ドル=92円に設定しており、円相場が対ドルで年平均1円上昇すると営業利益は300億円減る。
ホンダも1円の円高で120億円、日産自動車も110億円の営業利益が吹き飛ぶ計算。
電機業界も「1ドル=90円を割ると経営努力の範囲を超える」(日立製作所幹部)苦境は同じ。
想定レートはソニーが1ドル=93円、パナソニックが同95円で、平均レートが1ドル=90円を割るとそれぞれ数十億円から100億円超の追加差損が発生する。
7月の日銀短観によると、大企業・製造業の想定レートは1ドル=94円85銭で、想定を大幅に上回る円高が定着すれば、賃金や雇用に悪影響が及びかねない。
円高は輸出製品の現地通貨建て価格を上昇させ、販売減少につながる。
同時に、海外で得た収益も円換算で目減りさせる。
輸入原材料価格が低下する効果はあっても、トヨタが新車の約7割を海外で販売、ソニーも売上高の7割を海外が占めるなど大手メーカーは収益の海外依存度が高く、マイナス効果がはるかに大きい。
対照的に、流通業界は円高が進めば海外からの仕入れコストが下がる。
イオンは昨年10月からワインや果物など輸入食品中心に毎月数百品目を1?3割値引きする円高還元セールを実施中。
円高で更に値下げの余地が広がるが、消費不況で値下げ競争が慢性化する小売業界では「既に損益分岐点ギリギリまで値下げしており、還元も限界」との声がある。
一方、大手旅行会社のJTBによると、円高が追い風となって9月の海外旅行者数は前年比約4割増。
「円高でメリットが増えれば買い物ツアーが増えると期待している」という。
原油を輸入する石油業界も円高は歓迎。
石油連盟の天坊昭彦会長は28日「適度な円高は石油製品価格を下げ、必ずしも悪いことではない」とのコメントを発表した。
【坂井隆之、大塚卓也、宮崎泰宏、後藤逸郎】
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最終更新:9月29日0時31分
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